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当クリニックのこだわり

当院は、不妊で悩んでいるご夫婦のなかでも特に体外受精を必要としているご夫婦の治療に専念するために、体外受精を専門に診療を行っています。一般不妊治療は行っていませんのでご了承ください。

安全性
  1. 1. 取り違え防止
    患者さんの取り違え、卵子・精子・受精卵などの取り違えは、絶対にあってはなりません。取り違え防止のためのダブルチェック、トリプルチェックを徹底して実施しています。
  2. 2. 院内感染予防
    院内感染とは、病院において医療従事者や医療機器などを介して患者さんから患者さんへ感染症が広がることをいいます。その院内感染の予防に病院を挙げて取り組んでいます。
    器具類の滅菌は、高性能な滅菌器を使用して毎回の滅菌ごとにインジケーターで評価をするなど、確実な滅菌管理を行っています。
診療方針
  1. 1. 入念な準備
    体外受精の実施前に準備周期を1周期設けて、入念な準備を行います。その準備周期にて、卵巣機能の評価、胚移植トライアルなど必要な検査・処置を行い、失敗の要因を可能な限り解決してから本番周期に臨みます。
  2. 2. 体外受精のスケジュールの選択
    一番妊娠しやすい体外受精のスケジュールは、患者さんによって異なります。準備周期で収集したデータをもとに最適と考えられるスケジュールを選択します。
    体外受精のための卵巣の準備法や卵巣刺激法の薬剤、体外受精の授精法や胚盤胞移植、凍結胚移植など、これまでの多数の症例経験を基に最も効果的と思われる方法・技術を組み合わせて治療方針を組み立てます。
  3. 3. ホルモンの迅速検査
    体外受精中の診察には、超音波検査に加えてリアルタイムのホルモンデータが必要です。最近やっと多くの不妊クリニックに普及してきた感がありますが、当院は10年以上前からホルモン値の迅速検査にこだわって、迅速院内検査を実施してきました。これにより、タイムラグのない正確な治療が可能です。

    リアルタイムなホルモンデータ
    [リアルタイムなホルモンデータ]

  4. 4. 3Dカラーエコー
    卵巣刺激中の診察には、超音波(エコー)検査による卵胞計測が必須です。卵子の発育状況を正しく把握することにより的確なタイミングで薬剤を投与したり、体外受精のタイミングを決めたりすることができるようになります。通常の卵胞は2Dエコー検査でも十分成熟度を推定できますが、変形した不規則な形態の卵胞の場合は2Dエコー検査では成熟度を正しく判定できないことがあります。当院では、3Dカラーエコーで体積を測定することで様々な形態の卵胞でも成熟度を正確に判定します。

    3Dカラーエコー
    [3Dカラーエコー]

  5. 5. 厳重な妊娠管理
    妊娠反応が陽性になった後も、妊娠8-10週まで厳重な妊娠管理を行います。 黄体補充療法も重要です。妊娠を維持するのに必要なホルモン(エストロゲンやプロゲステロン)の迅速検査を週に1回行い、黄体補充のための薬剤の投与量をリアルタイムに調節します。
培養室
  1. 1. レスキューICSI(顕微授精)と安全性の高いICSI
    当院は、卵子の紡錘体(卵子の染色体と、細胞分裂の際に染色体を分配する線維との複合構造体)を卵子に影響を与えずに観察できる特殊な顕微鏡を備えています。この特殊な顕微鏡を利用することで、より精密な体外受精を行うことが可能になります。
    1. 1) 採卵当日のレスキューICSI
      従来、事前の精液検査では本当に精子に受精能があるかどうか判らないため、精子の見ための運動性や形態を根拠に体外受精(媒精)にて受精すると考えられた症例が、全部未受精に終わることがまれにありました。また、これを避けるため、卵子を二つのグループに分けて体外受精(媒精)と顕微授精を行ったり、最初からすべての卵子に顕微授精を行ったりすることで対処していました。当院では、上記の特殊な顕微鏡を利用して、体外受精後に受精の反応を確認し、未受精の卵子に対してレスキューICSIを施行しています。これにより受精しないと不安だからという理由で、安易に顕微授精を行う必要がなくなりました。

      ICSI
      [ICSI]

    2. 2) 安全性の高いICSI
      当院ではICSIを施行する際に、上記の特殊な顕微鏡を利用して卵子の紡錘体の位置を確認しながら実施しています。これにより、卵子の染色体を傷つけることなく安全にICSIを遂行することができます。

      ICSI
      [ICSI]

  2. 2. タイムラプスビデオ
    受精卵はインキュベーターに収納されており、決められた時間毎に受精卵をインキュベーターから取り出して、顕微鏡で観察するのが一般的なやり方です。当院では、胚をインキュベーターに収納したまま一定時間毎に撮影し、動画のように記録しています。この機器により、従来わからなかった受精卵の動態を詳細に観察し、正常性の高い胚を選定することができます。
  3. 3. 胚培養士の教育
    当院の胚培養士は必ずマウスの体外受精でトレーニングを積み、技術が一定水準に到達した者のみが、患者さんの精子・卵子・胚を取り扱うことができます。技術的に未熟な者が患者さんの精子・卵子・胚を取り扱うことはありません。
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