体外受精のセミナーをやってます。
こんにちは 幸町IVFクリニックの培養士の雀部です。
今日は土曜日。当院では体外受精セミナーの日です。
体外受精の進め方や、当院独自の特徴などを紹介しています。
セミナーは、もともと毎週土曜日に、胚培養士が担当していたんですが、人手不足が深刻になってきたこともあり、現在では隔週(第2,第4土曜日)で行っています。
小さいクリニックなので、予約が埋まってしまったり、予定が合わないためにずいぶん先になったりして、参加希望の皆さんにはご迷惑をお掛けしております。申し訳ありません。
とはいえ、人手不足が早々に解消する見込みは低く(要は技術者が育たないとダメ)、今後のことも考えると、セミナーまで担当するのはかなり厳しい・・・。
うーん・・・。どうしようかなぁー・・・。なんて思ってたところ、
・・・・・・。いるじゃない、適任者が!!
というわけで、
やっぱりねー、セミナーは自分で説明する方が、患者さんには伝わりやすいんじゃないの?
とか、
セミナー後に質問される内容で、比較的多いのは「先生ってどんな人ですか?」だから、患者さんは、医師の雰囲気とか自分との相性とかが気になるんじゃないの?
とか。
いろいろあの手この手で説得し、院長 を適当に持ち上げてダマした のやる気を引き出した結果、現在は院長が担当しています。
私が見るに、終盤、しゃべり疲れて、お疲れモードが出てる気もしますが、まあ、おじさんが1時間もしゃべるとキツいよねーと、温かい目で見守ってやって下さい。
院長は、医師のタイプとしては、どちらかというと慎重派。石橋は叩いて叩いて、最後は壊れるんじゃないかって周りが心配になるタイプ。不確定な事は言わないタイプです。(言い換えると、めんどくさいタイプ)
患者さんに、大丈夫でしょうか?って聞かれて、「絶対に大丈夫」って保証がなければ、大丈夫って言わない、っていうとわかりやすいでしょうか?
「概ね大丈夫ですが、絶対じゃありません。」って正直に言っちゃうタイプです。
一方で、極力、「絶対に大丈夫」って考えられる状況を堅持しながら治療を進めるので、安全性が高い治療を選択する傾向があります。
検査などの結果が良くても悪くても、わりと冷静に結果を受け止められるタイプの人には、正確に説明するのでいい医師かもしれませんが、結果の善し悪しはともかく、大丈夫って言って安心させて欲しいっていう人にはシビアな医師に感じるかもしれません。
当院の「体外受精の同意書の説明書」を読むと、体外受精ってもの凄くリスキーな治療なの?!って感じませんでしたか?
本人としては脅してるつもりは全然ないらしいですが、なんせ「大丈夫」閾値が高いモンでねぇ・・・。
私でも、そのくらいは、大丈夫です。って言ってあげればいいのにねぇ・・・。って思うこともあります。まあ根拠もないのに、大丈夫、ダイジョーブ!って言いまくるよりはいいかなぁ・・・。
セミナーっていうのは、患者さんにとっては治療の入り口になることもあります。
実際の体外受精の進め方はもちろん、病院の考え方や方針、医師やスタッフの雰囲気など、実際に来てみないと得られない情報もあります。治療を始める前に、ちょっと雰囲気を見てみたいと言う方はお気軽にご参加下さい。(石橋を叩き割りそうな院長が見たい方も、ぜひどうぞ。)
ただ、ウチは小さなクリニックなので、一人一人に丁寧な治療をしたいというのが基本方針です。卵巣のクセとか身体の状態とか、精子や卵子の個々の状態を把握して治療に生かすというのは得意なんですが、どうしても一度に多くの患者さんには対応できないので、予約が埋まってしまうこともあります。セミナーの参加や、初診の予約をご希望の場合は、お早めにご連絡下さい。
ちなみに、7月は第2週(8日)が予約が埋まってしまったので、急遽、第1週(7月1日)にも行うことになりました。ご興味のある方は、ぜひどうぞ。
ではでは。