幸町IVFクリニック

院長

ビタミンD対策

2017.12.28

幸町IVFクリニック 院長 雀部です。


今回は、前回の続きでビタミンD対策の話です。
前回の記事を読んでいただければ、ビタミン

​​

Dが妊娠しやすい身体作りに重要な可能性があるということがわかっていただけたと思います。


A  現状を知る
ビタミンDが足りているかどうかを知るためには、血液で

​25-OH​ビタミンDという項目

を調べます。


                25-OH​ビタミンD​

​(ng/mL)​

                   ​

30以上        足りてます

                   20〜29       不足
                   20未満        欠乏

この基準

​の是非​

​ついて​

はまだ議論の余地がありますが、ひろ

​く​

用いられてい

​る基準です

。当院

​では、​

体外受精を受ける予定の患者さん全員にこの検査をやっていますが、 30以上の方は

​ごくごく少数で、ほぼ​

全滅状態です。

​妊娠を予定している女性は、30以上が望ましいといわれています。


B ビタミンDを増やす
1)日光に当たる
 ビタミンDは日光に当たることによって皮膚で合成されます。実はこれが1番効果的な方法です。

​ただし、紫外線を浴びすぎると別の弊害も生じますので、ほどほどに。​


2)サプリで摂る
 当院では、20未満の方は全員

​に​

、20

​~​

29の方は希望者に

​、​

サプリを出してます。マルチビタミンで、ちょっと摂るくらいでは全然足りません。マルチビタミンを摂っている方は、どのぐらいのビタミンDが入っているかを確認してください。

当院では1日

​25μg(

1000単位

​)

を継続的に服用してもらっています。

​ちなみに、​

ビタミンD

​の成人の上限量は、​

1日

​50μg(

2,000単位

​)と設定されています


3)食事で摂る
キノコ

​や​

​の多く含まれています​。干ししいたけ、カツオ、サケ、サバ、うなぎなどを摂りましょう。

脂溶性ビタミンなので、水洗いなどで失われる心配はありません

​加熱調理による影響も少ない栄養素です。​


同じように体外受精をやったとしても、体質改善に取り組んでいる方とそうでない方では、長期的な結果が全く違ってきます。一つ一つは地味な事でも、コツコツと取り組んでいくことにより結果につながってきますので頑張ってください。

 


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