幸町IVFクリニック

院長

AMHが低い方は閉経が早い?

2018.04.26

幸町IVFクリニック院長 雀部です。

今回は、抗ミュラー管ホルモン(AMH)の話題です。

今月発表されたばかりの最新の論文を紹介します。

Bertone-Johnson, E. R., et al. (2018). “Anti-Mullerian hormone levels and incidence of early natural menopause in a prospective study.” Hum Reprod.

AMH値と早期閉経の関係を検討した症例対照研究です。45才より前の閉経を、「早期閉経」と定義しています。血液検体の収集は1996~1999年に行われ、早期閉経についての追跡調査を2011年まで行い、追跡率は94%以上でした。早期閉経は327例で認められ、早期閉経を認めなかった327例を対象としています。AMH測定は、2016年に実施しています。

AMH値が0.10ng/ml低下する毎に、早期閉経のリスクが14%ずつ上昇しました。AMH2.0ng/mlの方と比較したAMH1.5、1.0、0.5ng/mlの方の早期閉経のオッズ比は、2.6、7.5、23(いずれも有意差あり)でした。結論として、低AMH値と早期閉経リスクの高さには、強い相関が認められたと報告しています。

以前の記事、AMH=卵巣年齢って本当?でも書きましたが、年齢が若いのにAMHが低い方は、早めに体外受精にステップアップして、治療を急いだ方がいいようです。ただし、「AMH低値=妊娠の見込みが低い」ではありませんので、AMHの結果に過敏になりすぎないように注意してください。

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