精子の形態変化について
今回は培養室の湯原が担当します。
先日、親知らずを抜きましたヽ(゚∀゚)ノ
全く痛くなくてアレッと思っている間に、歯が抜けていました。
かわいいミニーちゃんの袋に入れられて、抜いた歯をもらったのですが、
その見た目のグロテスクなこと・・・・・。
い、いらないよ・・・(^_^;)
かわいい袋にミスマッチでした!
さてさて・・・
今回は体内での精子の形態変化について書きたいと思います。
精子と言えば、頭としっぽのある形が知られていますが、
それ以前は体内でどのような形をしているかご存知ですか?
精子は卵子と同様に、受精をするために成熟する必要があります。
精子は最初、精巣内で円形の形で存在しており、しっぽは生えていません。
その後、しっぽが徐々に生え、精子細胞内で様々な変化が起こり、
受精することができる精子へと成熟します。
射精される精液中では、成熟した精子の形で存在していますが、
精巣内では成熟前の円形の形で存在している精子も多数います。
この円形精子はしっぽが生えていないため運動性がなく、自力では卵子と
受精することはありません。
しかし、マウスなどの実験において、顕微授精により人工的に卵子の中に
注入を行うことで、実際に子供が生まれており、
受精することが可能だということが証明されています。
臨床的な問題で、現在、この円形精子の顕微授精はヒトでは行われておりませんが、
今後研究が進めば、ヒトの男性不妊治療に応用が期待できます。
世の中、様々な研究が行われていて、とても興味深いですね!!
最近は梅雨が明けて本格的に暑くなったなあと思っていたら
急に何日か寒い日が続きましたね。
7月なのに半袖を着ていて寒いと感じるだなんて・・。
掛け布団もタオルケットから綿毛布に変えないと寒かったです・・。
みなさん、急激な気温の変化に体調の方、気をつけて下さいね★