幸町IVFクリニック

培養室

精子の形態変化について

2012.07.26

今回は培養室の湯原が担当します。

先日、親知らずを抜きました(゚)ノ

全く痛くなくてアレッと思っている間に、歯が抜けていました。

かわいいミニーちゃんの袋に入れられて、抜いた歯をもらったのですが、

その見た目のグロテスクなこと・・・・・。

い、いらないよ・・・(^_^;)

かわいい袋にミスマッチでした!

 

さてさて・・・

今回は体内での精子の形態変化について書きたいと思います。

精子と言えば、頭としっぽのある形が知られていますが、

それ以前は体内でどのような形をしているかご存知ですか?

 

精子は卵子と同様に、受精をするために成熟する必要があります。

精子は最初、精巣内で円形の形で存在しており、しっぽは生えていません。

その後、しっぽが徐々に生え、精子細胞内で様々な変化が起こり、

受精することができる精子へと成熟します。

射精される精液中では、成熟した精子の形で存在していますが、

精巣内では成熟前の円形の形で存在している精子も多数います。

この円形精子はしっぽが生えていないため運動性がなく、自力では卵子と
受精することはありません。

しかし、マウスなどの実験において、顕微授精により人工的に卵子の中に
注入を行うことで、実際に子供が生まれており、
受精することが可能だということが証明されています。

臨床的な問題で、現在、この円形精子の顕微授精はヒトでは行われておりませんが、

今後研究が進めば、ヒトの男性不妊治療に応用が期待できます。

世の中、様々な研究が行われていて、とても興味深いですね!!

 

最近は梅雨が明けて本格的に暑くなったなあと思っていたら

急に何日か寒い日が続きましたね。

7月なのに半袖を着ていて寒いと感じるだなんて・・。

掛け布団もタオルケットから綿毛布に変えないと寒かったです・・。

みなさん、急激な気温の変化に体調の方、気をつけて下さいね★

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