幸町IVFクリニック

培養室

アレルギー

2013.09.05

こんにちは。

9月に入り、だいぶ季節も秋めいてきましたが、

まだまだ残暑が厳しい今日この頃ですね。

朝晩の涼しさに遅めの夏カゼをひいてしまいました
培養室の大日方です。

 

 

今回は、アレルギーについて少しだけ。

アレルギー体質の方は年々増加傾向にあると言われます。

かくいう私も今年、花粉症デビューしました(>o<;

 

 

増加の原因としては、

大気汚染、食品添加物、衛生仮説(環境がキレイすぎると免疫機能の発達が
不十分になり、本来は反応の対象とならない物質を攻撃するようになるという仮説)

などがあるようです。

 

アレルギーによる症状は様々ですが、

命にかかわる症状として

アナフィラキシーというものがあります。

 

そもそもアレルギー反応というのは

本来は私たちの身体を外敵から守ってくれる免疫が、

食べ物や花粉などの害のない物質に対しても

有害だ!と過剰に反応して自分自身を傷つけてしまうこと。

 

 

アナフィラキシーは短時間に全身性にこのアレルギー症状がでる反応です。

 

このアナフィラキシーの症状は様々ですが、

・じんましんなどの発疹、赤み、かゆみなどの皮膚症状

・くしゃみ、せき、息苦しさなどの呼吸器症状

・目のかゆみ、唇の腫れなどの粘膜症状

・腹痛や嘔吐などの消化器症状

そして血圧の低下や意識障害などを引き起こし、

場合によっては命さえ危険な状態になります。

 

厚生労働省のデータによると2011年には71人もの方が

アナフィラキシーによって亡くなっています。

 
>

原因として食べ物がもっとも多く、ついで蜂など昆虫の毒、そして薬剤です。

 

食べ物のアナフィラキシーで小学生が亡くなったニュースは
記憶に新しいですよね。

 

 

薬剤によるアナフィラキシーは抗生物質、解熱鎮痛剤、抗てんかん薬の
頻度が多いそうです。

しかも薬剤は、直接体内に入るため早く症状に出る傾向のようです。

 

 

当院でも採卵による感染症を防ぐため抗生物質を処方しています。

また、排卵誘発剤のお注射で軽いアレルギー反応を起こす方も
稀にいらっしゃいます。

 

もちろん!万が一に備えて準備もしていますよ。

 

ですが、一番の予防法はその薬を使わないこと。

そのためには、みなさんが以前に使ったお薬でなにか症状が

現れたことがある場合には必ず医師に申し出てくださいね。

 

当院で処方されたお薬やお注射で発疹などが出た場合ももちろんです!!

 

以前にでた症状はごく軽いものであっても

その反応がいつ重篤なものにつながるか分かりません。

 

安心して治療を行うためにも、
ご自身の体質をしっかり把握しておくことが大切です。

 

 

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