定期的に受けましょう、子宮がん検診
こんにちは。培養室佐藤です。
今回は子宮頸がんと検診について少し。
子宮がんには、子宮の奥に発生する「子宮体がん」と、
子宮の入り口に発生する「子宮頸がん」の2種類があります。
これら子宮頸がん、子宮体がんは、原因や発症年齢は全く異なります。
子宮頸がんは子宮がんのうち約7割を占めており、
女性特有のがんとしては、乳がんに次いで罹患率が高く、
特に20~30歳代のがんでは第1位となっています。
以前は発症のピークが40~50歳代でしたが、最近は20~30歳代の
若い女性にも増えてきており、30歳代後半がピークとなっています。
そこで。
みなさん、子宮頸がん検診は定期的に受けていらっしゃいますでしょうか?
私は、ここ数年は年に1度のペースで受けています。
子宮頸がん検診は、子宮の入り口部分の表面の細胞を、
やわらかいヘラやブラシ等で軽く擦って細胞を採取して調べます。
ほんの1~2分で済みますし、痛みは殆どありません。
現在厚生労働省では、20歳以上の女性に対して2年に1度の検診を推奨していますが、
専門家の間では、がんの種類によっては1年に1度のペースでは不十分とも言われており、
1年に1度の検査をお勧めします。
住民検診を受ける場合は多くの自治体が費用の補助をしてくれます(^^)
残念な事に・・・世界での子宮頸がん検診受診率を見ると、
欧米では約80%の女性が定期的に検診受診しているのに対し、
なんと日本では約25%と極めて低い受診率です(> <)
最近はワクチンを接種している方も多くなってきているとは思いますが、
接種したからといってがんにならないという訳ではありません。
子宮頸がんは、初期あるいは前がん状態の内に治療すれば、ほぼ完治します。
早期に発見するためには、検診を受ける事が何より大事ですね。
当院でも子宮頸がん検診を受ける事が出来ます。
pan>
女性の皆さん、是非、受診しましょう。