幸町IVFクリニック

培養室

体外受精に入るまでの治療の流れ

2014.06.12

こんにちは!

培養室の前川です!

 

今回は、説明会等でもよく質問のある当院での体外受精に入るまでの
治療の流れやスケジュールについて書きたいと思います。

 

流れを大まかに表しますと、
    
初診  →  ② 準備周期  →  ③ 体外受精周期

となります。

 

まず初めは①初診にて来院していただきます。

この初診を受けるタイミングですが、基本的には生理周期に関係なくいつでもOKです。

ただし、この初診の後、生理が始まったタイミングで準備周期が始まります。
ですので、できれば生理中ではなく、生理が始まる前のタイミング(特に高温期の間)で
初診を受けておいたほうがその後スムーズに準備周期へと進むことができます。

初診ではまず看護師による予診を行います。この時に、病気の既往歴や常用薬の有無、
今までの不妊治療の治療暦等をお伺いします。治療に際しまして何か心配事があれば
お気軽にお話し下さい。その後、医師の診察があります。
診察において体外受精の治療を進めていくことが決まった場合、
今後のスケジュールについて処置室スタッフより説明があります。

 

初診の後、生理が始まると②準備周期がスタートします。

当院では本番の体外受精を始める前に入念に準備を行います。
この準備を1周期かけて行い、本番に備えていきます。この準備周期の間に、
治療を行うのに支障のない健康状態であるかを調べるための術前検査や、血液検査・超音波検査
による卵巣機能の評価等、体外受精を実施する上で必要な検査を行っていきます。
ご主人の精液検査や感染症の検査もこの間に行っていきます。

準備周期の来院の頻度としましては、[1回目]生理2-3日目、[2回目]生理10-12日目、
[3回目]生理17-20日目といった具合で生理周期に合わせて大体1週おきに計3回診察があります。

 

そして、準備周期の次の生理が始まる前後から③体外受精周期が始まります。
(体外受精周期に入る前には必要に応じて1-2回程度診察が入ったり、希望の方には
コーディネートを行ったりします。)

体外受精までの治療の流れはざっとこのような感じです。

これはあくまでも基本的なスケジュール例で、患者様それぞれの状況や検査結果
によっては大きくスケジュールが変わっていきますのでご注意下さい。
また体外受精を実施する時期に希望がある方は②準備周期と③体外受精周期の間に
何周期か間を空けることももちろん可能です。例えば夏休みシーズンに体外受精を
行いたいという場合、6月の周期を準備周期にして、7月の周期は本番に向けての
経過観察で数回の診察のみ、8月に本番の体外受精周期といったパターンです。

 

このような治療のスケジュールに関しましては、私も担当する体外受精説明会で
お話していますので興味のある方はぜひご参加ください。参加費は無料ですので、
話を聞いてみたいだけの方や他院で治療している方もお気軽に参加いただけます。
培養室スタッフが担当しており、個別にご質問やご相談をできる時間もあります。
その場で初診の予約をとることも可能です。説明会の詳細・予約に関しましては、
当院のホームページをご覧ください。

 
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