骨粗鬆症
こんにちは(^o^)丿 検査室の佐藤です。
今回は「骨粗鬆症とビタミンDの関係」についてのお話です。
皆様も骨粗鬆症という病気を一度は耳にしたことがあるかと思います。
骨粗鬆症とは、骨の強度が低下して脆くなり、骨折しやすくなる病気です。
骨粗鬆症は圧倒的に女性に多い病気で、骨密度は年齢とともに低下するため、中高年がかかる病気とされてきましたが、最近では若年層や20代の女性でも見られる病気になりました。
Σ(゚Д゚)
骨粗鬆症の原因としては、食生活、カルシウム吸収力の低下などです。
また、女性ホルモン(エストロゲン)は骨の新陳代謝と深く関わっているため、閉経に伴うホルモンの欠乏も原因といわれています。
若い女性の骨粗鬆症の原因は、過度なダイエット、喫煙や運動不足、極端に日光を避ける、などの生活習慣が原因と考えられています。
そして、骨粗鬆症の原因の中でも最近注目が集まっているのが「ビタミンD不足」です。
ビタミンDは骨を形成するカルシウムなどのミネラル代謝を調節する作用を持っています。
そんな大切な働きを持つビタミンDですが、日本人女性の約9割が不足・欠乏しているといわれています。
ビタミンDは、子宮内膜の着床環境に影響するといわれているため、
当院でも検査をさせていただいていますが、やはり不足している方がとても多く、
サプリメントを服用していただく患者様が多い状況となっています。
ビタミンD不足の原因の一つとして考えられているのが、現代人が日に当たらなくなったことです。ビタミンDは紫外線が皮膚に当たることで作り出されるため、極端に紫外線を避ける生活をしているとビタミンD不足になる可能性があります。
美肌・美白を気にして日光に当たらない若い女性の皆さん!!注意が必要ですよ(‘ω’)ノ
また、冬の間は日照時間が少なくなることから不足しがちになるため、更に意識的に摂取するように気を付けたいですね。
食事だけで十分量を摂取することはなかなか難しいですが、ビタミンDの血中濃度を充足させるべく、20代・30代の内からサプリメントの服用やより良い生活習慣を心掛けた生活が、骨粗鬆症の予防に繋がります。
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(^_^)/~