胚培養士
こんにちは!
今回のブログは培養室の原が担当させて頂きます。
梅雨が早々に明け、かなり暑い日が続いていますね。
これから3ヶ月ほどこの暑さが続くと思うと、かなり気が滅入ります(> <)
私の家では猫を飼っているのですが、冷房の入っている快適な部屋があるにも関わらず、
わざわざ冷房の効いていない、しかも窓も締め切っている部屋で日中寝ています。
ただでさえ毛むくじゃらで暑そうなのに、意味不明です。。
さて、今回は培養室で働く胚培養士について少しお話させて頂きます。
胚培養士は採卵で採れた卵子の体外受精、顕微授精や胚の凍結、融解を行っています。
当院ではその他に採卵や胚移植のときの介助、胚移植前に卵の説明などを行っています。
当院で働く胚培養士は日本卵子学会が認定する生殖補助医療胚培養士の資格を持っています。
認定を受けるためには体外受精の業務に一定期間携わっていることが必要で、
書類審査、筆記試験、面接試験を受けて合格しなければなりません。
また、その試験では個人の倫理観も問われます。
この資格は5年ごとに更新が必要で、それには条件がいくつかあります。
定期的に行われる学会にきちんと参加していることや
継続して生殖補助医療の業務に携わっていることなどです。
更新に必要な条件も改定されることがあり、
日本卵子学会が主催する倫理講習会に参加することが必須条件となりました。
先日私はその倫理講習会を受講してきました。
当日会場には200人もの胚培養士が参加し、会場がぎゅうぎゅうでした。
その講習会の予約を取る際も激戦で、詳細が発表されたと思ったらすぐに定員に達して、
予約が締め切りになってしまっていました。
私は運よく発表された直後に予約ができたのでラッキーでした。
e=’font-family: “MS ゴシック”; mso-bidi-font-family: “MS 明朝”;’>培養士の数が年々増加している証拠ですね。
患者様と直接お会いする機会は少ないですが、
大切な卵子、精子、胚をお預かりしている身として
日々気を引き締めて業務を行っております。