体外受精の順序
こんにちは!今回は受付が担当です♪
5月に始まったこのブログ、移転先の病院の案内から徐々に専門的な話が
出てくるようになりましたね。特に胚培養士の方達のブログは受付の私から
見るととても勉強になり、スタッフ同士お互いのブログを楽しみにして
いたりします。
受付の私はなかなか専門的な話が出来ないので、代わりに体外受精に
詳しくない方にも分かりやすくお話したいと思います。
そこで、今日は当院の体外受精の大まかな順序をお話します☆
まず体外受精を始めるには準備が必要です。この準備が大切で、準備周期
には血液検査を始め心電図や尿検査、子宮のチェック等を行います。
ここで妊娠しても問題ない体の状態であるかを確認し、そして自分の体の
状況を把握し体の調子を整えることで採卵周期(本番周期)に望むことが
できます。
次に採卵周期に入ります。
採卵周期は採卵に向けて卵胞を成熟させていきますが、成熟させる為に
どのように卵巣を刺激するか、どんな方法で進めるかは患者様ごとに
異なります。
どの方法が適切かを判断する為にも、先ほど説明した準備周期は必要
不可欠なんです(^^)
卵胞が育ち採卵を行えると判断されたら、卵巣から卵子を取り出す採卵を
行います。
採卵当日は朝に処置を行い、大体お昼前に帰られる方がほとんどです。
また、ご主人の採精は基本的にご自宅で行い採卵当日持参していただきます。
その後胚培養士により受精・培養が行われたのち、子宮内に胚を戻す
胚移植を行います。当院ではリスクの高い多胎妊娠を防ぐ為、
全例一個移植となっています。
そして胚移植後、採卵の日から数えて2週間後に
妊娠判定が行われます。
皆さん緊張の瞬間だと思いますが、当院では
尿検査と血液検査により判定が行われます。
ここで良い結果が出るように、患者様とともに
職員一同全力を尽くしています。
(写真は診察室の様子です)
以上が当院の体外受精の流れになります。
かなり大雑把ですが、体外受精の流れが少し
お分かりいただけたでしょうか?
もちろん全ての方がこの順序でいく訳ではなく、
途中で休みを取る方がいらしたり、解凍胚移植
の方は採卵をせず以前凍結した胚を解凍して胚移植
に望む為採卵周期とは異なる部分があります。
当院のホームページに用語の説明や体外受精のプロセスが写真や図とともに
載っていますので、ぜひそちらもご覧になってみて下さい(^^)/