幸町IVFクリニック

看護師・助手

子宮頸がん検診

2021.02.09

こんにちは。2度目の緊急事態宣言が発令されていますが、皆様お変わりありませんか?

今まで我慢してきたことが無駄にならないよう、継続して感染予防していきましょうね。

 

今回は子宮頸がんについて、書こうと思います。

 

当院では1年に1回の乳がん検診と子宮頸がん検診をお勧めしています、

まだ検診を受けてない方、また前回の検診から1年近く経った方には積極的に声をかけさせていただいています。

しつこいな…と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、このブログで少しでもご理解いただけると幸いです。

子宮頸がんの主な原因はヒトパピローマウイルス(以下HPVとします。)による感染と言われています。HPVはごくありふれたウイルスで、性交渉の経験のある女性の半数以上がHPVに感染していると推計されています。ほとんどの方が自分の免疫力でHPVを排除しますが、一部排除できなかった方のHPVが子宮の入り口(子宮頸部)に付着して長い時間をかけ細胞を異常な形に変化させていきます。軽い細胞の異常のままの方もいますが、一部はさらに重い異常へと進行する方もいます。

一般的に症状が出現しにくいため、検査でしか異常を見つけることができません。しかし、がん検診を受診しないと気付かれないまま進行した状態になってしまうのです。

 

予防にはワクチン接種がありますが、これはこれからの感染に対しての予防であり、すでにHPV感染している細胞からHPVを排除するという効果は認められていません。子宮頸がんワクチンは初めて性交渉を持つ前に接種することが最も効果的です。(残念ながら日本では現在積極的に接種が行われていないのは残念ですが…)

 

そうなるとやはり定期的ながん検診が必要となってくるのです

 

目にした方もいらっしゃると思いますが、今年になって『母親の子宮頸がんが出産時に羊水に混入し誕生直後の赤ちゃんが初めて泣いた際にこの羊水を吸い込んで肺がんを発症した例が見つかった』、というニュースがありました。

 

私自身もそのニュースにすごく驚き、子宮頸がんの怖さと検診の必要性を改めて感じました。

がん検診は自分の為だけではない、家族のためにも定期的にがん検診を受けましょう‼

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