高圧蒸気で安心
2012.08.30
こんにちは
今回は当院の滅菌方法についてご紹介します。
診察室での内診や採卵、胚移植に使用する器具は
オートクレーブ(高圧蒸気滅菌機)という機械で滅菌しています。
従来型は水を入れる手間がかかり、水が不足すると空焚き状態のため
滅菌不足がおきたり、温度も121℃までしか上がりませんでした。
当院の滅菌機は温度が132℃、自動給水機能もついているので
安心して滅菌ができています。
滅菌にかけるまでの手順もご説明します!
使用した器具は必ず医療用の消毒液に10分以上漬け置きします。
感染症の患者さんの器具は更に強力な専用の液に1時間以上漬けます。
それらを一つ一つ私たちがスポンジで手洗いしていきます。
きれいになった器具は、滅菌されているか確認する為にチェッカー
(化学的インジケーター)と一緒に滅菌パックに入れて密封し、
オートクレーブで滅菌します。
もちろん新しいガーゼや綿球等も滅菌にかけてから使用しています。
滅菌作業終了後に個々の器具に入っているチェッカーを確認し
合格している物のみを使用しています。万が一滅菌にムラが発生した場合は
一緒に入れた器具全てをもう一度滅菌にかけることになります。
この様に、日々院長を始め看護師・助手は清潔を心がけ、
院内感染を防ぐために滅菌に厳しい姿勢で取り組み
皆様の診察にあたっています。
治療は心身ともに辛い事もあると思いますが、
職員一同皆様に気持ちよく診察を受けて頂けるよう
今後とも努めてまいります。