幸町IVFクリニック

看護師・助手

インスリン抵抗性について

2014.04.03

こんにちは。看護師の増田です。春になり、当院も新しいスタッフが加わりました。
一緒にもっといいクリニックにしていけたらな!と思っています。

 当院は体外受精専門のクリニックです。体外受精治療の前には、いろいろな検査を行います。
そのなかに、空腹時採血検査があります。検査前日の
21時までに夕食を済ませていただいて、
当日は朝食をとらずにご来院となります。空腹時採血でいくつかの項目を検査しますが、
その一つにインスリン抵抗性検査があります。

インスリンはすい臓から分泌されるホルモンで、血糖を下げる働きをします。
インスリンがうまく働けず、血糖が下がらない状態が続けば糖尿病になります。
インスリン抵抗性とは、インスリンが分泌されても体の組織の異常や内臓脂肪
などのために効きにくくなっている状態を指します。

インスリンは不妊にも関係します。規則的な月経には規則的な排卵が必要で、
インスリンはその排卵機構にとって重要なホルモンです。
インスリン抵抗性があると、卵の発育がうまくいかなくなったり、
受精卵の着床障害が起こったり、流産のリスクが高くなると言われています。

インスリン抵抗性は遺伝的要因と過食による肥満、運動不足やストレスなどで起こります。
改善するには、生活習慣の見直しが必要です。
日常生活に運動を取り入れ、食生活が糖質・脂質過剰にならないように気をつけましょう。

歩くことは始めやすい運動です。でも続けるのは難しい・・・。
歩数計に似た、「活動量計」をご存知でしょうか。一日の消費カロリーを
カウントするのは当たり前、女性の生理周期に合わせた最適なダイエットプラン
(摂取カロリーと消費カロリーの目標値)を教えてくれるもの、
iPhoneやスマホでデータ管理できる機種もあります。
身に着けやすいように小さくてスタイリッシュ、操作も簡単。
価格は数千円から一万円程度です。リアルタイムで活動量を表示してくれるので、
がんばりが一目瞭然です。
目標値クリアのために、「ちょっと遠回りして行こうか」なんて気になるかもしれません。

インスリンの効きを良くするために、お薬が処方になることがあります。
お薬を飲んでいる方も、運動や食生活の見直しをお勧めします。


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