幸町IVFクリニック

看護師・助手

ビタミンD

2014.11.13

こんにちは。看護師の増田です。秋も深くなってきました。
今日はビタミンDのお話をいたします。

ビタミンDは、カルシウムの吸収と代謝を調節し、骨を強くすることが
知られています。
一方最近では、妊娠に関係するビタミンとして注目されています。
ビタミンDの血中濃度が低いグループは、高いグループに比べて
以下の関連が指摘されています。

  ・体外受精で良好胚を得られにくい
  ・着床率が低い
  ・妊娠率が低い
  ・習慣性流産のリスクが高まる

ビタミンDを摂る方法は2通りあります。
一つは食品からの摂取です。紅サケ・サンマ・イワシ・サバなどに
多く含まれます。脂溶性のため、油を使ったお料理がお勧めです。

供給源のもう一つは、お日さま(紫外線)に当たって体内で合成する方法です。
ところが手もとにある食品成分表には「皮膚でのビタミンD産生量がすべての
日本人で十分であるとはいえない。例えば、日照の少ない生活環境にいる人、
紫外線を遮断する化粧品を常用している人(中略)では、ビタミンDの補給は
不可欠である」との記載があります。
昨今は紫外線の害が取りざたされていますが、日光にあたるって大切なのですね。

当院では準備周期中に、血中のビタミンD(25OH-D)を測定しています。
(ビタミンDは代謝の過程でカルシウムと密接に関連があるので、
同時にカルシウム濃度も測定)ビタミンD不足が考えられる方は、
他の要因も考慮しながらビタミンDサプリをお勧めすることがあります。

これからの秋から冬にかけては、ビタミンDがさらに不足しやすい季節になります。
お天気のよい休日に、ご夫婦でお散歩なんていかがでしょうか?

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