不妊治療で子宮鏡?
こんにちわ
今回は子宮鏡検査(ヒステロスコピー)について書きます
子宮鏡検査とは・・・字から想像するのは子宮に鏡を入れて行う検査
それは痛そうで無理ですね。
子宮内を直接観察する装置のことです。
胃カメラ検査は、比較的ご存知の方も多いかと思うのですが、
構造は同じなのです。
極々細い(3.0mm)ファイバースコープで光を送り視野を確保して
子宮内の状態を観察、モニターや写真で自分でも見る事が出来るのですが、
気分が悪くなったり苦手な方もおられますよね。
自分で確認したがるのはナースの職業病ですね。
妊娠する為に邪魔になる子宮内膜ポリープや子宮筋腫
(とくに粘膜下筋腫と呼ばれる子宮内に発生する筋腫)子宮内膜増殖症、
などの子宮内における存在や広がりを観察するための内視鏡検査です。
上記の病変があることで胚の着床のさまたげになり妊娠に結び着かない結果に
なるため原因の排除を目的に検査をお薦めします
(胚移植前に切除が必要になる場合もあるのです)
検査の必要性は医師の判断になりますので診察時に相談下さい。
検査の注意事項として、胃カメラであれば禁食
大腸であれば下剤を飲み腸内を綺麗にしなければ観察したい所を見る事が出来ないのです。
子宮の場合は当院では月経終了後から排卵迄の期間になります。
何時でも出来る検査ではないので ままならないですね。
クリニックでの準備は 検査前に子宮鏡の洗浄と高水準消毒を行っております。
洗浄、消毒迄の行程を全自動洗濯機のように一貫して行ってくれます。
すすぎには抗菌水ではなく滅菌水で行う優れ物、
安心して検査を受けて戴ける体制になっています。