基礎体温
こんにちは。今回は看護師が担当です。
基礎体温のお話をしたいと思います。
皆さんが来院時、処置室や診察室で「今日は月経何日目か?基礎体温は
低いか高いか?」と確認しています。その時に「今日は36.55でした。」とその日の基礎体温を数字で答える方が時々いらっしゃいます。
基礎体温は動きが重要なので数字だけでは私達は高いのか低いのか一相性なのか判断が出来ません。ご自身で判断できない場合は体温表で確認しますので、持参していただくようお願いしています。
そもそもどうして基礎体温の測定をするかというと・・・排卵や月経のタイミング以外にも女性の体の周期による体調のリズムがわかったり、注意したい基礎体温のパターンもわかります。
月経が28日周期の場合、月経開始と同時に低体温がはじまり低体温は12-16日間続きます。低温期のあと高温期に変わったら、その頃に排卵があったということが予想できます。個人差はありますが、月経開始日から13-14日目に排卵が起こることが多いです。排卵後は高温期が約14日間続き、その後低体温になり月経というサイクルとなります。このとき高温相が16日以上続く場合は妊娠の可能性があります。
基礎体温が二相性になっていれば排卵があると推測されます。
また、注意したい基礎体温のパターンとして
①低温期が続く⇒無排卵月経の疑い
②高温期が短い・M字パターン⇒黄体機能不全の疑い などがあります。
毎朝同じような時間に、体を動かす前に測定することや測定の仕方が重要になります。
実際に測ってみると毎朝測定するのは本当に大変でストレスに感じる方もいらっしゃると思います。
もし何日か測れない日があってグラフに穴があいても大丈夫!
測定し続けることが大事です!
測定の仕方がわからないなど質問や相談がある方は、遠慮なく看護師に声を掛けてくださいね。