幸町IVFクリニック

培養室

ビタミンD

2021.08.03

こんにちは(*^-^*) 技師の佐藤です。

今回は ビタミンD についてのお話です。

 

ビタミンDは、油脂に溶ける脂溶性ビタミンのひとつです。食物から摂るほかに、日光を浴びると私たちの体内でもある程度つくり出せるビタミンです。

ビタミンDには、小腸や腎臓でカルシウムとリンの吸収を促進する働きと、それによって血液中のカルシウム濃度を保ち、丈夫な骨をつくる働きがあります。

また、免疫力アップ効果や、癌や糖尿病、自閉症、妊娠しやすいからだづくりなどにも有用との報告もあり注目されています。

 

生殖医療においては、ビタミンDが子宮内膜環境を整える着床に必要な栄養素とされており、卵巣機能や流産と関連していることもわかりつつあります。

 

このように大切な働きを持つビタミンDですが、日本人女性の約9割が不足・欠乏しているといわれています。

目安とされるビタミンDの一日の摂取量は成人女性で8.5μgですが、私たちが実際に摂取している量はおよそ2.5μgとのことなので、大きく不足していますね。

 

ビタミンDが比較的多く含まれている食品は、サケ、マグロ、サバなどの脂肪性の魚です。

きのこ類、卵、肉類、バターやチーズからも摂取出来ますが、含有量は魚類に比べると多くはありません。

脂溶性のビタミンなので、きのこ類でも炒め物や揚げ物にして油と共に摂取することで吸収率を上げることが出来ますよ!

 

日々の食事がそのまま自分の体をつくっていきます。

バランスの良い食事を続けることはなかなか大変なことですが、日々の健康のためにもビタミンDを含め、様々な栄養を適量摂っていくことが大切です。

適度に日光も浴びましょう!

 

当院では、ビタミンDが不足している患者様にはビタミンDサプリを服用していただいております。不足分はサプリで補い、妊娠しやすいからだづくりをしていきましょう。

 

ビタミンDについてはこちらの記事もご覧になってみて下さい→→

 

まだまだ暑い日が続きますが、熱中症対策をしっかりして、元気に過ごしましょうね!

 

それでは今回はこの辺で(^_^)/~

 

 

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